大館ジュニアアスリートとは

 大館ジュニアアスリートは、秋田県大館市を拠点に活動する陸上競技のクラブチームです。小学生低学年から中学生、高校生までが所属し、一貫指導の方針の下で日々練習に励んでいます。

 チームには大会で活躍したい子から、スキーなどの他のスポーツのための体力づくりをしたい子など様々な理由で加入しています。しかし、陸上競技の『走る・跳ぶ・投げる』は全てのスポーツに共通する動作です。その正しい基本動作を学びながら、そして学校の部活動の枠組みを超えて切磋琢磨しながら楽しく練習する拠点が「大館ジュニアアスリート(OJA)」です。

 

 大館ジュニアアスリートの活動単位は、大きく次の3つに分かれています。

 ① 小学生のスポーツ少年団(単位クラブ)としての大館ジュニアアスリート

 ② 中学生のスポーツ少年団(単位クラブ)としての大館ジュニアアスリート

 ③ 小学生、中学生、高校生、社会人など誰でも参加可能な大館ジュニアアスリート

 

 

 

 ① 小学生のスポーツ少年団(単位クラブ)としての大館ジュニアアスリート(通称:平日アスリート)

   小学校単位のスポーツ少年団の枠組みを超えた、大館市内の小学生ならば誰でも登録可能な単位スポーツ少年団です。「大館ジュニアアスリート」名義で各種大会へ参加しています。

   練習は基本的に平日2日間行っています。現在は小学3年生から6年生までが所属しています。学校のスポーツ少年団に所属せずに当クラブに所属する理由の一つに、陸上競技の専門知識を持ったコーチ陣が子どもの発育段階を考えて指導に当たっていることが大きいと考えています。

   大館北秋田地区の大会では過去にリレー種目を3年連続で制覇(2年連続大会記録を更新)したほか、多くの子供たちが個人種目でも入賞の結果を残しています。全県規模の大会では、令和4年度は6年女子100mで優勝(全国大会出場)、令和5年度は女子共通800mで3位入賞を達成しています。

   また、平日アスリートの出身者は、中学生・高校生になってから全県以上の大会で活躍が見られる傾向にあります。平日アスリートに属している小学生の頃は、まさに将来輝くための土台づくりの時期でもあるといえます。

   ☆加入者の出身小学校(令和5年12月以降の新規・更新登録受付分)

  有浦小学校、扇田小学校、川口小学校、桂城小学校、釈迦内小学校、西館小学校、東館小学校、山瀬小学校(50音順)

  

 

② 中学生のスポーツ少年団(単位クラブ)としての大館ジュニアアスリート(通称:中学生アスリート)

  大館ジュニアアスリートは、ジュニア期の陸上競技において一貫指導をモットーに掲げています。子どもたちが小学校から中学校、中学校から高校生に上がるタイミングで指導環境の変化に対応できず、子どもたち自身が持つ可能性を発揮できないケースをいくつも目の当たりにしてきたからです。

  国では、中学校部活動改革の一環として部活動の地域移行を進めています。この改革のスタート1年目である令和5年度から、大館ジュニアアスリート内に「中学生アスリート」として部活動と同格の一つとして位置付けし、県中体連の認定を受けたり新しいユニフォームを整えた上で「大館ジュニアアスリート」名義で参加しています。

  これまで『部活動の練習を優先する』という大原則の下、”クリニック”のような形で中学生の指導に関わってきましたが、今年からは練習以外のマネージメントも含めて総合的に行っていくこととなります。今まで以上に個々の状態や課題、伸びしろポイントを把握しやすくなり、その子に合わせた練習メニューを提案できるようになりました。

  1年目である令和5年度は、全県総体では1女100m・2女100m・混成四種で優勝したほか、多くの選手が4位以内が進める東北大会へコマを進めました。8月に行われた東北大会では、1女100mで優勝、共女走幅跳で3位、共女4×100mRで7位、共女200mで8位という大躍進の結果を収めました。

  「大館から東北、そして全国へ」それが定着できれば、大館の陸上競技界がもっと盛り上がってくるものと考えています。大館・秋田の陸上界をリードする存在として、活動を進めていきます。

 

 ☆加入者の出身中学校(令和5年4月以降の新規・更新登録受付分)

  大館国際情報学院中学校、大館第一中学校、大館東中学校、田代中学校、比内中学校(50音順)  

 

 

 ③ 小学生、中学生、高校生、社会人など誰でも参加可能な大館ジュニアアスリート(一般的な大館ジュニアアスリート)

   小学生から大人まで、大館市内外の学校から参加可能な陸上クラブです。

   小学生では、平日アスリートに限らず、それぞれの学校のスポーツ少年団に所属している子まで幅広く参加しています。そして中高生、一般社会人が同じ場所で練習をする環境を通じ、一貫指導を生で感じる機会と位置付けています。小学生は学校の枠組みを超えて練習に取り組む機会づくりになるとともに「中学生、高校生のように走りたい。活躍したい。」と感じる機会になります。中高生は学校の部活動の補足的な練習に取り組むとともに、自分が教えられたことを下の子どもたちに伝える機会となります。そして、季節を問わず陸上の練習ができる活動の拠点が大館にもあることが何よりのメリットです。

   練習は基本的に土日を中心に行っています。詳しい練習日程は当ホームページ内のカレンダーでご確認いただけます。

   平日アスリートや学校のスポーツ少年団の活動領域を超えて、大館ジュニアアスリートとして各種駅伝大会などにも参加しています。これまで秋田県の小学生駅伝大会で4連覇を達成したほか、平成30年度には秋田県代表として全国大会にも出場しています。令和4年度は、小学全県駅伝大会で女子優勝を果たしたほか、小学全県大会では女子800mで4位入賞しています。

   ☆加入者の出身学校(令和5年12月以降の新規・更新登録受付分)

 (小学生)有浦小学校、扇田小学校、川口小学校、釈迦内小学校、城西小学校、綴子小学校、西館小学校、東館小学校、山瀬小学校(50音順)

 (中学生)大館国際情報学院中学校、大館第一中学校、大館東中学校、大館南中学校、田代中学校、比内中学校(50音順)  

 

 

   このような結果を残している大館ジュニアアスリートですが、たとえ運動が苦手だとしても参加可能です。開かれたクラブ運営に努め、誰でも参加可能な地域密着型のクラブチームにしていきたいというのが私たちコーチ陣の共通の想いでもあります。そんな大館ジュニアアスリートを応援していただけると幸いです。